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楽々スイスイな自転車づくり

※専門用語が多いですが、ご容赦ください。
ご質問等ございましたら、お気兼ねなくご連絡ください!

本日は、2022年2月28日にご来店された女性のお客様をご紹介いたします。
「心不全を患いました。今有酸素運動のリハビリをご指導のもとで行っておりますが、退屈するのです。ここにくればプラスになる技があると思いまして、来てみました。」
60歳代の女性で、小柄な方です。

以下の作業を行いました。

■タウンサイクルのフレームを使用し、超軽量にする

■回転における摩擦抵抗を限りなく、ゼロに近づける作業

・フレームおよびフロントフォークのアライメント(点検)

 

・左右フェイスの切削

フェイスとはべダルの結合部で、自転車を漕ぐ際に必要となる力の大小に大きく関わる部分です。
ここの切削が十分になされていると、少ない力で大きな漕力をもたらすことができます。

 

 

・ブラケットおよびヘッドチューブ、コラムリングの受け部の切削

ボディなどの大きなパーツを取り付けたり支持したりするための部品や接合部になるため、この部分を切削することで、滑らかな漕ぎ心地を実現できます。

 

・BBの左右のカップおよびシャフトの球あたり面、前後のハブの球受け、球抑え(低層面)の研磨、ローラーチェーンの動きの抑制

▼ 作業中の様子

 

 

多くの工程を経て、完成しました!


週に2日、河川敷での走行を20分ほどから、30分、40分と延長されるようになられました。
疲労度はほぼゼロとのことです!市役所の側と公園の側の2箇所の上りも、3か月経つ頃には楽々スイスイ登れるようになられたようです。
数値も低くなって、自転車が「今は身体の一部です。」と申しておられます。サイクリングを今は楽しんでおられるようです。
激暑が終わり、自転車で出かけられると、どんな風景がこの女性を待っているのでしょうね。